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2020年5月24日「ザアカイよ!」

2020年5月24日「ザアカイよ!」

【聖 書】ルカによる福音書19章1~10節
【説 教】田代 孝一スタッフ


【説教要約】
 ここに登場するザアカイという人物は、「徴税人の頭で、金持ちであった」(2節)と記されていますように、その土地においては、かなりの有名人で権力者であったことが伺えます。ザアカイは、大金持ちで地位もあったのですが、人々からは忌み嫌われ、心をゆるせる親しい友もいませんでした。そのような時、イエス様のことがザアカイの耳に入ってきました。近頃、あちらこちらでうわさになっているイエス様というお方は、嫌われ者の自分たちのことも相手にしてくださっているという。また弟子の中には、自分と同じ職業のマタイという男もいて、一緒に行動しているという。そのような方が、この町を通られるなら、自分も是非ひとめ見てみたいという思いが、ザアカイの中にふつふつとわいてきました。
しかしいざ、イエス様を見に行くと「背が低くかったので群衆に遮られて見ることができなかった」(3節)とありますように、人々から嫌われていたザアカイを前に通してくれる人もなく、ザアカイは機転をきかせて、先回りして何としてでもイエス様を見るために、いちじく桑の木に登りました。いくらイエス様のことを見たいからといっても、地位も名誉もある大の大人が、まるで子供のようになって木に登るなど想像できないことでした。しかしザアカイは自分の一切のプライドを捨てて、木に登ったのです。イエス様は、ザアカイのそのような心を見ておられ、木に登っているザアカイに向かって、「ザアカイよ!急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」(5節)と言われました。ザアカイはその呼びかけに応え、急いで降りて行って、イエス様一行を家に迎え入れました。そして、イエス様の前に決心して、「わたしは財産の半分を貧しい人々に施し、不当にだまし取っていた分を4倍にして返します」(8節)と宣言したのです。ここからザアカイの新しい人生が始まりました。
私達もこのザアカイのように、自分の一切のプライドを捨てて、イエス様を心の王座に迎え入れ、イエス様とともに新しい歩みを始めましょう。


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