2022年12月18日
2022年12月18日
「わたしたちはこの方により、その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために、恵みを受けて使徒とされました。この異邦人の中に、イエス・キリストのものとなるように召されたあなたがたもいるのです。――神に愛され、召されて聖なる者となったローマの人たち一同へ。」(ローマ1:5-7)
この言葉は「ローマの信徒への手紙」の冒頭挨拶の一部分ですが、ここからも手紙の差出人、パウロの信仰がうかがえます。
ひとつは、「信仰による従順」という言葉です。イエス・キリストを信仰するということは、キリストにすべてをすっかりお任せして、イエスさまの愛をお手本として生きることなのです。
つぎに、「イエス・キリストのものとなる」とあります。わたしたちはこの世のしがらみにではなく、キリストに所属するのです。イエスさまのしもべとなるのです。そして、イエスさまは、このしもべの友となってくださいます。これは切り離されることのない絆です。
さいごに「神に愛され、召されて聖なる者となった」とあります。わたしたちは、神さまに愛されているのです。招かれてここにいるのです。そして、その意味で、「聖なる者」と呼ばれるのです。
わたしたちは一体何者でしょうか。わたしたちは、キリストに従順な信仰者、キリストに所属する者、そして、神に愛され召された聖なる者、であるとパウロは言うのです。(い)