2023年11月26日
2023年11月26日
ローマの信徒への手紙、最終回です！
神は、わたしの福音すなわちイエス・キリストについての宣教によって、あなたがたを強めることがおできになります。この福音は、世々にわたって隠されていた、秘められた計画を啓示するものです。その計画は今や現されて、永遠の神の命令のままに、預言者たちの書き物を通して、信仰による従順に導くため、すべての異邦人に知られるようになりました。この知恵ある唯一の神に、イエス・キリストを通して栄光が世々限りなくありますように、アーメン。(ローマ16:25-27)
「福音」とは、イエス・キリストからの「うれしい知らせ」ことであり、このイエス・キリストを信じれば、信頼すれば、神さまはわたしたちを義としてくださる、救ってくださる、というメッセージのことです。
「信じる」とは「信仰を持つ」「信頼する」ということですが、ギリシャ語の信仰という言葉には、信実、誠実、忠実という意味もあります。神さまはわたしたちをけっして見捨てない信実、誠実なお方であり、イエス・キリストはこの神さまの愛を忠実に現すお方であり、わたしたちはこの神さまとイエス・キリストを信頼するのです。
これはアブラハムの時からの、あるいは、それ以前からの神さまのご計画であり、旧約聖書の各書にも秘められていたことでしたが、今や、イエス・キリストによって明らかになったのです。
そして、神さまの救いは、ユダヤ人だけでなく、すべての人びとに届けられることになりました。だから、今日、わたしたちも、イエス・キリストを信じて、救いに入れられているのです。主の恵みに感謝いたします。
この週報コラムでは、一年間にわたり、ローマの信徒への手紙の御言葉をわかちあってきました。これは、「朝の祈祷会」で、パウロのこの手紙をともに学んだことに促されてのことでした。次週からは、鷺谷義和神学生による新シリーズが始まります。ぜひ、ご愛読ください。（い）
