2023年9月24日
2023年9月24日
今や、わたしたちが信仰に入ったころよりも、救いは近づいているからです。夜は更け、日は近づいた。だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。日中を歩むように、品位をもって歩もうではありませんか。酒宴と酩酊、淫乱と好色、争いとねたみを捨て、主イエス・キリストを身にまといなさい。欲望を満足させようとして、肉に心を用いてはなりません。(ローマ13:11-14)
パウロは、わたしたちが信仰を持つようになったころよりも、救いは近づいている、と言います。これは、どういう意味でしょうか。
わたしたちは、洗礼を受けて、救われました。けれども、パウロがここで言っている救いは、さらにさきのことを言っているのではないでしょうか。
それは、わたしたちの心の空しさ、霊の渇きを、「酒宴や酩酊、淫乱と好色」に代表されるような、人間的なことがら・・・人間関係への極度の依存を含む・・・ではなく、イエス・キリストによって満たしていただくことが、わたしたちのつねになることではないでしょうか。
あるいは、わたしたちが、意見が違ったり、自分を否定したり、攻撃したりするように思える相手と、すぐに争ったりねたんだりするのではなく、キリストの愛をまとい、愛をもって相手に臨むことが、わたしたちのつねになることではないでしょうか。
「宴と酩酊、淫乱と好色、争いとねたみ」の「夜」と「闇」が明け、日、朝がやってくることではないでしょうか。
闇が明け、世に光が満ちる時を神さまがまもなくもたらしてくださいます。ですから、わたしたちも、「闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身につけましょう」。
光の武具を身につけ、主イエス・キリストを身にまとうならば、わたしたちは酒宴や好色、争いとねたみに生きることは、もはやできません。神さまの平安にわが身のすべてをお委ねして、平和と友愛に生きるのです。(い)